プロボウラー亀井勝江のブログ

(公社)日本プロボウリング協会公認プロボウラー14期生・亀井勝江のブログです

MENU

「東京の休日」・・・JAPAN CUP 2006・・・

TVファイナル開会式の80名のマーチングバンドも良かった。チアガールも大音響の和太鼓集団も良かった。それにも増して、最高峰の技術者たちの一投一投への執念。ほんの少しの投球ミスで勝敗が決まるという残酷さを見た。
これは、1985年に始まって、今年22回目となった「JAPAN CUP 2006」の決勝。9月19日の選抜、20・21日の予選、22・23日は、ここまで443名から32名に絞られた選手による総当り戦のラウンドロビン。ここまで60ゲームを経て、9名がTVファイナルに残った。ラウンドロビンまでは品川プリンスホテルボウリングセンターだった会場を、東京体育館での4本の特設レーンに移してのTVファイナルだった。
「JAPAN CUP」とはいうものの、昨年の特設レーン決勝からシュートアウト方式が加わって決勝枠が9名になったにもかかわらず、TVファイナルに残ったのはPBA(米国)のみ。
ラウンドロビンに進出した、JPBA(日本)、KPBA(韓国)のメンバーもすばらしかったけれど、予選から見ていると、決勝に残っていくのは当然と思えるほどPBAはすごい。
回転数、スピードはいわずもがなで、その攻め方の多彩さ、スペアミスをしない完璧度!
実は、最近私自身のプッシュアウェイ(投球スタート)のタイミングの取り方が、判らなくなりとうとう行き詰まってしまっていた。毎年9月は地獄のスケジュールで「休日」なんて取れないと思っていたけれど、あれこれ悩み苦しむより、無理をしてでもトップボウラーを見ていたいと3日間会場に居た。この「JAPAN CUP」は、PBAのトーナメントツアーに組み込まれているから、選手は、現在のボールとレーンに合った最高で最新の投球技術を駆使してトーナメントを戦っているから、まさにアメリカの、いえ世界のボウリング技術の百花繚乱だった。
この、超一流の百花繚乱の中にドップリ漬かっていたら、確信と回答と、今からの方向性を感じて、楽しくなった。何年ぶりだろう。こんな楽しい「休日」って。
今から、「ラウンドワンカップ」。「JAPAN CUP」から帰って、中一日で又上京というハードスケジュールで練習が出来なかったので、この「JAPAN CUP」漬けの成果は、間に合わないと思うけれど・・・・。次があるって!
それにつけても、投球時の体の動きとシャープさは、現場で見た時の方がTVを通して見るより早く鋭く見えるのは、なぜだ?

 TV放映は、NHK BS1 10月7日(土)時間は、確認を。変更の場合があります。


2006年9月号