ただいま安静中

3日前、太ももあたりにピリッと電気が走るようで、下着に針でも付いているのかなと気にしながら、仕事を終えた。針も見つからなくて、何だったのだろうと思っているうちに、ピリピリ感に痛みが加わって、一瞬、顔がゆがむくらいの激痛がはしりだした。
痛みがなければ風邪のひき始めのゾクゾク感にも似ていて、きっとたちの悪い風邪にかかっているのかもしれない。明日内科へ行こうと、お風呂にも入らず、寝た。
朝、激痛の場所と範囲がひろがっていて、気味が悪くてしょうがない。ふと、太ももを見ると小さい湿疹がある。
その周囲に痛みはない。風邪だとしても、土曜日の午後ではもう内科は開いていないから、湿疹だけでもと皮膚科の医院が開いているのを確認して飛び込んだ。
女医さんが、「誰でも人生に1回痛い目に会うのです」てなことをおっしゃったような。
「帯状疱疹です」
症状が出てから、3日目だったのが幸いだったらしく、「5日間の薬の服用と低出力レーザーの治療で治まります。」
異常があると、最悪な事態を想像するのが私のいつも事なので、今回は私の想像の範囲を超えた症状に、本当に最悪の、運動機能が動かない病気の始まりかと、おびえていたから、そのさち皮膚科クリニックのさち先生に思わず、ふかぶかと頭を下げました。

さち先生曰く、「この病気は、体が休養を求めているのです。安静ですよ」
ここ２ヶ月、トーナメント、月例会と毎週のイベントで日程が詰まっていたし、その間、いままで求めて練習しつづけていたパーツ、パーツが1戦ごとにつながりはじめて、ボウリング人生一番充実していたから、疲れを忘れてしまっていたらしい。

想像していた最悪の病気でなければ、この痛みなぞ、何てことない。安静期間が過ぎたら又・・・・・。

という訳で、帯状疱疹拡大中の亀井は、ただいま安静中です。

2010年11月号