プロボウラー亀井勝江のブログ

(公社)日本プロボウリング協会公認プロボウラー14期生・亀井勝江のブログです

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反面教師 亀井 からのメッセージ ? 回目

あーぁもうだめだ。
今年の名古屋での順位決定戦が終わった。後期の出場順位を決めるトーナメントで、2日間で24ゲーム投げるから、今まで取組んだことの結果が判る。
移動日の2日前、ものが噛めなくなるほどの歯の激痛で歯科に飛び込むと、10年前に神経を取った歯の根が縦に割れていた。「2日後に24ゲーム投げるのですが」というと、「応急処置では痛みで投げられないでしよう」、と日曜日にもかかわらず、「抜歯処置をしましょう」となった。
当然、それまで続けていた3時間の練習はせず、会場での公開練習もしなかった。
公開練習でイメージを作らないようにと思っていても、なにかしら残してしまい、結果的には良くなかった。だから公開練習を止めてみたいと思いながら、決断できなかったので、今回丁度良かったとホテルへ帰った。
1日目、スポルト名古屋(合成レーン)。かなりシビアなレーンと思えたから、12ゲームのスペアを拾いまくり、いつもの最下位路線からは逃げたのだ。ワッシャー(離れた残りピンに1番ピンが含まれている)も含めて失敗なし。練習したもの。
スペアがしっかり取れたということはタイミングが良かったということと思う。
ホテルでのシャドウボウリング効果だ。練習投球2投目から私のタイミングが出来たから。良かったのはここまで。2日目、会場をもっとシビアだと噂の星ヶ丘ボウル(ウッドレーン)に移動する。
練習ボウルから、変。行方が定まらないのだ。あれよあれよと言う間に午前中の6ゲームが終わる。ロースコアの連発で160アベ。スペアもとれないのだ。呆然として、昼食がとれない。体がグダグダなのだ。
初日が終わった夜、少しづつ練習の成果が出てきたなと疲れも心地良かった。ふと引き出しを見るとマッサージのチラシにアロマセラピーとある。よせばよいのに、やったのだ。担当者が「つぼマッサージはもっと疲れが取れますよ」という。そこで、それを、1時間、しかも強で。
賞金を獲っていた頃、鍼治療もスポーツ整体にも行っていた。でも必ず、最低中3日は空けていた。直前に受ける場合は軽くと注意を受けていたのに。忘れていた。
広島に帰ってから2日目に楽になってどうする。だ。
「凝ってます凝ってます」とうれしそうに一生懸命に揉んでくれたのが効いたのか、リリースの瞬間、肩が動きすぎてると気がついてからの後半、ほんの少し良くなったから最下位は免れたものの。いつもの亀井になった。あーぁ。
それにしても、どうして後先もなくすぐ飛びつくのだ?
因みに、私の自己アピールは、“だぼはぜ的生き方”です。


2009年6月号