プロボウラー亀井勝江のブログ

(公社)日本プロボウリング協会公認プロボウラー14期生・亀井勝江のブログです

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謹 賀 新 年  巳の年

巳、へび。どうも好きになれない。
へびで思い出されるのが、随分前になるけれど、A級インストラクター資格取得の講義で、指導論なのに、良く横道にそれていた東大の青山昌二教授の話。家の中で一緒に暮らしているへびは、たいていはどくろを巻いてじっとしているけれど、時々這い出す時がある。壁に沿ってまっすぐになった瞬間家族総出で頭から尾までの長さを計って記録をするのだと楽しそうに話をされた。専門分野は体育学ながら、統計解析というのをされているらしく、どうも、何かの統計に必要だったらしい。それはともかく、家の中をへびがにょろにょろなんて。怖いのと気味の悪さで、その後の講義の展開は思い出せない。その時、へびのことも書き加えた失礼なレポートを提出したのに、お亡くなりになるまでお手紙をくださった。
教授はへびがお好きだったんだ。と今思う。
でもどうも、あのうろことか目とかがが好きになれない。
「へびが好きという人いるのかしらね」と友人に聞いてみた。
「爬虫類が好きだという人がいるからね」という。
東京の妹は、「かわいいよ」という。上野動物園のイベントで錦蛇を抱かせてもらった後、首に巻かされたとき、「落とさないでくださいよ。蛇はすぐ骨折するから」と、人間よりへびを気遣ってたよと笑っていた。

でもなあ、やっぱり好きになれない。十二支の6番目なのに。
この巳の漢字は、胎児の形を表した象形文字で次の生命が作られる時期と解釈するとか。それにへびは脱皮して新しく生まれ変わるから、「復活と再生」も意味するって。それになおかつ、えさを食べなくても長く生きられるって。良いことばっかりじゃないですか。
そういえば、へびの抜け殻を財布に入れてご利益を願っていた事を思い出しました。
良く見れば、かわいいかも。

巳年の皆様、失礼しました。へびを見直して、「復活と再生」の巳年にかけます。
それに、亀も同じ、爬虫類という事を忘れていました。

今年は、皆様にも亀にも、もっと良いことがありますように!


2013年1月号