プロボウラー亀井勝江のブログ

(公社)日本プロボウリング協会公認プロボウラー14期生・亀井勝江のブログです

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苦しいなぁ・・・でも

肥後の赤牛の新年号の話を読んだという見事な白髪のO氏に肩をたたかれた。
「あののう、1個抜けてるよ」え、何だっけ? 
不調の理由は、ほかにもいろいろあるのとは思っているけど。
「歳のせいよ」とおっしゃる。「違いますっ」と即答してしまった。
もし歳のせいでスコアが出ないのなら、トーナメントには出ない。
19歳のバリバリの若手もいる女子プロ達と、全てフェアで同等に闘えるから、挑戦しがいがあって面白い。
不調を歳のせいにするのは一番簡単で、苦しまない。
「ボウリング・あれもこれも(2005年4月号)」に書いたように感覚で捕らえる事が出来ない左脳型の性格で、感覚でだめなら理論からと始めたデジカメの記録。それを検証して、撮り貯めたトッププロたちの映像と比較して、理論書を読み直して分析作業をしていると、「修正して練習すれば、亀井はすごいプロになれるぞ、明日の練習ポイントはここだな」とうれしくなって眠りにつく毎日なのだ。

25年前からドリルし続けた自分のボールメジャーも、第3者に任せたほうが良いとアドバイスをうけて、著名なドリラーの方々を訪ねお願いした。それぞれの意向に合ったドリルされたボールを手に入れ投げることが出来ても、投球技術とのチェックが出来なくて迷いが出たけれど、昨年末にその悩みもようやく落ち着いた。
O氏の言葉が、核心を付いているのには、気がついている。
速攻で否定したから、O氏もそれに気が付かれたはず。
練習中のポイントがずれてきたり、集中心がとぎれたり、練習をサボりたがるのは、体力の減少のせい?
ある先輩に、インストラクター、コーチに専念したらというアドバイスもあった。ドリルを追求しているコーチというのは、貴重なのでという。
デジカメコーチの亀井への分析力は、日ごとに優れてきているし。
ドリルについても、亀井という検体への、優秀なドリラー陣の数値の分析は、私自身のドリルの学習にどんなに役にたったか。
だから、先輩の指摘もひとつの生き方かなと思う。
私自身の取り組み方に問題があって、それがマイナス要因で遠回りしているかもしれない。
でも、私はまだ、トーナメントで闘いたいです。
若さあふれるOさん!よろしく


2009年2月号