プロボウラー亀井勝江のブログ

(公社)日本プロボウリング協会公認プロボウラー14期生・亀井勝江のブログです

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シンデレラになりたい

このところストッキングなしの生足で投げている。色の着いたストッキンは足が細く見えるような気がするので、はきたいけれど仕方がない。
ようするに生足というもの。
「魚の目」が多くなったのだ。両足7個もできた。痛い。先々週、後期トーナメンの出場順位を決める決定戦で、1日に12ゲーム投げて、2日間で24ゲームを投げた。8時間靴にしめつけられたのが2日も続いたせいか、急激に成長したのかもしれない。
決定戦の翌日、熊本でパーティがあったのに、ロングのワンピースにあわせるハイヒールがはけなくなった。「魚の目」に触れないからと、赤い鼻緒の黒塗りの下駄にしたくらい痛くて歩けなかった。いつもは、少しづつお風呂上りに削っていたのに、最近は、それも間に合わないくらい「魚の目」が増えてひどくなり、皮膚科で削ってもらっていたのが、頻繁に病院に通うようになったせいか、削らず薬で治療するという事になったのだ。
この24ゲームはこたえた。
ゲーム中に急に痛みが走るまでになった「魚の目」に、生足だと、すぐその場で手当てが出来るのだ。
足自体に変形があってなおかつ、肉厚で色気には程遠い足だから、普段靴の選択には、時間をかけるのに、1年前に変えたボウリングシューズは違和感があったのに、ようやく靴の皮が足の型に馴れてきたように思えてはき続けたのが悪かったのかもしれない。
とにかく、歩けない。
3日前、ボウリングシューズを変えた。
指がのびのびとする。指全部が床をつまんでいる感じがする。アプローチを恐る恐るあるく。かかとから着地して足の外側、小指の付け根、親指の付け根と足の腹をころがすようにして親指の付け根で床をける、という、ウオーキングの歩き方をしてみる。
変えた靴だと出来た。最近、私の投げ方をデジカメでチェックすると、スライドする前のけり足が右を向いていた。痛みから足が逃げようとしていたのかも。
長くボウリングをして、ここまでひどくなったことはなかった。
靴については、左足のスライドの感覚と右のけり足のストッパーの感覚につては、神経質なくらいヒールとソールの調整には神経を使っていたのに。
ラソンとか陸上のオリンピック選手のシューズはその道のスペシャリストが見て作っていたのをテレビで見た。そういう私だけの靴が欲しい。
当分、スピール膏と魚の目パッドで・・・・。刺激がなくなると、消えるというし。
1ヶ月?3ヶ月?半年?
当分魅惑(?)の生足!


2007年7月号