プロボウラー亀井勝江のブログ

(公社)日本プロボウリング協会公認プロボウラー14期生・亀井勝江のブログです

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みぃーんな一緒に長生きしよう

朝、目覚めるとベッドの中でストレッチを20分間。次に起きて体操。
髪を整え、お化粧をして、朝食。ピーマン・人参・セロリ・キャベツなど、野菜タップリにベーコンをいれた炒め物、レンコン・人参・しょうがを絞ったジュース、その絞りかすをお好み風に焼く。ミルク入り紅茶にブルーベリージャム付の食パン半分。1日6個のプルーンを朝の分2個。大会で4ゲーム投げた後、スペアが取れなかったと、5ゲームの練習をこなす。
これは私の事だと錯覚しそうだけれど、ただひとつだけ違う事がある。
今年93歳の女性だったという事。
日本ボウリング場協会が「全国長寿ボウラー番付」を毎年発表しているが、75歳まで2017名のボウラーの中で、彼女は、堂々第4位の日野フミコさん。
3ヶ月で48ゲームのアベレージは106とのこと。
「スペアが取れなくて」と、その日、9ゲーム目の練習中の9ポンドのボールでの投球を見ていると、アベレージはもっと高いと思えるくらいスピードがあった。
82歳のとき、ボウリンを始めて、11年目になるという。
それまで、お茶、お花など静的な趣味の世界で暮らし、スポーツには縁がなかったのに、老人クラブのボウリング教室でボウリングに出会って、今は、週に2日のグランドゴルフもするほどになりました、姉妹がびっくりしていますと、その声も張りがあった。
彼女は「ヒロデンボウル」のボウラーで、「ヒロデンボウル」は今年、36周年。その年月の中で、ご長寿ボウラーが育っていて、彼女はその一人。
日野さんの健康はこの綿密な食生活の賜物かと思っていたけれど、「ボウリングをしない同じ食生活の年下の主人より元気です」とはやっぱり週2回のボウリングの効果と思う。
糖尿病の数値のヘモグロビン値(A1c基準値4.99%)を下げたいばっかりに、ボウリングを毎日続け、10%から6%に下げ、医師を仰天させた島本さん。やはり、毎日のボウリングで170の血圧を健康値まで下げたH岡さん。
もしかしたら、プロボウリング協会の七不思議のひとつと言われているカメイのワカサとビボウも?
ボウリングは、その特性から「生涯続けられる・健康スポーツ」といわれている。
その特性は、有酸素運動無酸素運動の両面があって、その運動効果をものにするには、続けることだといわれている。
競技者の女子プロの世界でも、トップ争いは、20~30代の若手と50代のベテランのせめぎ合いのトーナメントが続いて、まさに「生涯スポーツ」を見せ付けられているよう。私もそのせめぎ合いに入りたいから・・・・・。
「リネア24」は、今年10周年。
店長をはじめスタッフもボウラーもみんな若い。
だから、「リネア24」のボウラーも、名前を番付表で見つけられなかったくらい若い。
「リネア24」が20周年いや40周年を迎える頃には、毎日投げているあの人たち、週2回のあの人たち、いつものあの人たち。番付表に載るよ。きっと。
そして私も・・・・。


「全国長寿ボウラー番付」は、定期的(月1回以上)楽しまれているボウラーを対象に日本ボウリング場協会によって作成されています。


2006年6月号