プロボウラー亀井勝江のブログ

(公社)日本プロボウリング協会公認プロボウラー14期生・亀井勝江のブログです

MENU

脳のシミ・β(ベータ)タンパク・・・

日活映画は華やかだった頃、というより、若い石原裕次郎が活躍していた頃の日活の女優南田洋子認知症になったと、夫の俳優長門裕之がTV番組で告白していた。
かわいらしい女優が多いなかで南田洋子は、低音で話す知的なイメージがあって、「どんどん忘れてゆくのです」と涙で話す長門裕之を見ても、その彼女を想像できなかった。認知症になる疾患にアルツハイマー病があるらしいので、彼女もかなと思っていた矢先、NHKの番組「ためしてガッテンアルツハイマー病予防の3つの原則」というのを見た。
アルツハイマー病の主な原因は、脳の神経細胞が作る「ゴミ」が脳に溜まる。これは「βタンパク」といって、これが溜まると脳に茶色いシミがついたようにみえるという。 普通、このゴミは脳の中にある酵素が掃除をするのに、歳をとるとこの酵素が減ってしまって、そのゴミ・「βタンパク」が脳に溜まってゆく。
ただ、このゴミが溜まったからといって、すぐアルツハイマーが発症するわけではない。
このβタンパクが溜まり始めて症状が出るまで、およそ20年かかるという。
このゴミを溜まりにくくすれば予防になるのではと3年前にアメリカで実験の結果、運動によって、脳でBタンパクを分解する酵素が活性化したとのこと。
ヨーロッパでも、3年前に行われた調査で、適度な運動がその危険度をおよそ3分の1に抑えたという。その運動とは、「1回20分以上の少し汗ばむ程度の運動(有酸素運動)を週2回以上」これを続けた人たちに予防効果があったという。
これが1つ目の原則。
2つ目の原則。家族や友達が多く会話が多い人は認知症の発症率が少ないというデータも出ているという。
3つ目の原則は、生活習慣病である「高血圧、高ステロール、肥満」これにならない食生活。
人間、だれでも歳をとる。であれば脳にゴミも溜まっていく。そのゴミを少しでも減らせば、アルツハイマーの発症は遅れると。実際に、βタンパクが溜まって最初に影響が出てくる記憶をつかさどる「海馬」が縮んでいて異常なのに、まったく問題なく暮らしている人たちが居るという。

ボウリングは、生活習慣病予防になるとは以前から指摘されていた。
それに、有酸素運動というのは、常識。この3つの原則に当てはまるのは?
ボウリングだぁ。
楽しい会話をしながら、最低週2回のボウリングで、「βタンパク」というゴミが脳に溜まりにくくして、アルツハイマーの発症を20年遅らせよう!
20年あれば、また医学が進んで何とかなるって。

 

2008年11月号