プロボウラー亀井勝江のブログ

(公社)日本プロボウリング協会公認プロボウラー14期生・亀井勝江のブログです

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コピペ・・・コピー&ペースト

体のあらゆる臓器の細胞を再生し作り出す事が出来る万能細胞が開発されたと言うニュースが流れた。
同じ万能細胞のノーベル賞山中伸弥教授のiPS細胞より短期間でその作用が起こるなど、革新さでその上を行くというSTAP細胞重篤な病気も治せるのだ。若返り可能なんて二の次で良い。パーキンソン病を治療している知人の顔が浮かんだ。
調子が悪い亀井の唾液腺の細胞が変わってドライマウスが治るぞ、と喜んだはもつかの間で、このSTAP細胞の論文に「不適切」なところがあったと、もっと衝撃的な報道が流れた。この「不適切」と指摘され一番多く使われた言葉が、「コピペ」。コピーをして貼り付ける」作業のことだ。
論文の中に「コピペ」があって、この論文自体の証明が不明という段階でどのように進展するのか、撤退するのか見守るしかない。
さて、ボウリングでの「コピペ」。
上手いボウラーには,「コピーから入ったよ」と言う人が多い。
「亀井プロのステップアップレッスン」で悩んでいるボウラーには、パソコンに入れたトップグループのプロたちの中から選んで見せる時がある。効果はある。
コピーしたいボウラーがみつかったら、その画像と一緒にエアギターならぬ、エアーボウリングをしてみる。意外に動作が早いのが分かる。以前、ニューヨークでPBAのツアーを会場で見て、その後そのツアーをTVで見たとき動きの早さシャープさは実像の方が早かった。東京での“ジャパンカップ”でも同じだった。だから、画像ならなおの事コピーしながらのエアーボウリングは、思い切った動きをした方が、何かをつかめると思う。
以前、4個のタイトルをもつ先輩のKプロに諭された。
「亀ちゃんはいつも何かを変えているけど、いつでも帰れるベースを持っていなさい。
このベースがあると、ボウリングに迷ってあれこれと変えた挙句、訳が判らなくなった時、このベースに戻れば良いから」と。亀井のベースは、ケーゲルトレーニングセンターでコーチが「コピペ」してくれた小柄な女性のものだ。投球理論もケーゲルで教わった事をベースにしている。
エアーボウリングで、ベースを作る。それが、つかめた何かになるかもしれない。
STAP論文のコピペは、他人の論文のコピーだったから、不適切らしい。
ボウリング。他人の画像を「コピペ」しても、完璧に出来るわけないから、「不適切」とは指摘されないと思うので、的確なボウラーを探して、ベースを作る事をお勧めします。
進歩が遅い亀井では説得力不足だとしても、財産になります。

2014年4月号